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絵のなかのふたり [お出掛け]

ブリヂストン美術館
「絵のなかのふたり -シャガールから靉嘔まで」(9月11日まで開催)
を観るために東京へ母とお出掛け・・・・・。

   「絵のなかのふたり 
                 -シャガールから靉嘔まで」

「絵のなかの・・・・・」となっているけれど
絵に限らず彫刻もありました。
80点くらいのコンパクトな展覧会だったけれど
そのほとんどがブリヂストン美術館の所蔵品というのにビックリ
展示のコンセプトは美術作品の人物表現に見られる「ふたり」
つまり男と女や母と子、
または性差にとらわれない関係を持った「二人の人間」を
概観しながら、その間の物語を読み取っていくという内容。

全部で5つのセクションに分かれています。

1つ目のセクションは「恋人たち」
一番目を惹かれたのは、やっぱりシャガール
明るい色調の「恋人たちとマーガレットの花」
幸福感に溢れた作品といえるのだろうけど
何故か、私は「青」が印象的な「枝」の方が好き
変なのかなぁ・・・・・・?
アンドレ・マッソンの「木の葉の上の男女」も面白かった。
ちょっと観は、ただの木の葉なのに
ちょっと離れてみると、ちゃんと男女の姿が見えて
近づいたり、離れたりして何度も観てしまった。

2つ目のセクションは「ふたりの物語」
ルイ・アンクタンの「騎士と乞食」
一瞬、その前に見たオノレ・ドーミエの「山中のドン・キホーテ」
同じ題材なのかと思い、思わず見比べる
「山中のドン・キホーテ」はしっかり描き込まれた感じだけれど
「騎士と乞食」は黒一色でササッと描かれた感じ。
私は「騎士と乞食」の方が好き。
ベン・シャーンの「思いがけぬ邂逅」
握り合う二つの手が描かれているだけ・・・・・。
それでも暖かさを感じる・・・・・不思議だなぁ

「虹の芸術家」靉嘔の「絵物語 ミズ・アンド・ミスター・レインボー」
「虹」と言えば7色だけれど、靉嘔は50色以上使って描いているのだそうだ。
男女を描いた絵を展開して、最後は宇宙人になっていく。
最近ちょっと疲れ気味だったので
鮮やかな色から元気をもらった気がする。

3つ目のセクションは「母と子」
「母と子」で、真っ先に想像するのは「聖母マリアとキリスト」
予想どおり「聖母子像」を感じさせる作品が多かった。
ちょっと異質に感じたのはエドヴァルト・ムンクの「病める子」
病の床にある娘を
ただひたすらに案じるようにも
泣いているようにも見える母の姿は
見ている私も胸が痛くなるような作品だった。
「叫び」とはほど遠いムンクの作品に惹かれました。

4つ目のセクションは「アトリエの作家とモデル」
母と私がしばし考えてしまったのが
ピカソの「画家とモデル」
画家はちゃんと分るけれど
モデルがどんなポーズをとっているか分らない。
散々悩んだ末に私たちが出した結論は
「両手を頭の後に組んでいる」ということになりました

5つ目のセクションは「ペア」
女性が二人・・・・・という作品が目立つ。
印象に残ったのはマリー・ローランサンの「二人の少女」
作品自体は見慣れたものだけれど、作品解説がぁ~
「マリー・ローランサンは同性愛者だった」って・・・・・・・
一気に作品が生々しくなっちゃったんですけど・・・・・・

でも、いろいろな作品が見られて嬉しかったです
次は「難波田龍起展」と「サンシャイン国際水族館」です。


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